アメリカの電子たばこによる肺疾患疾病問題に関する報道について

特集

2019年9月11日、トランプ大統領がほぼ全ての電子たばこの販売を禁止する方針を表明したとして、世界中で大きなニュースとして取り上げられました。日本でもヤフーニュースのヘッドラインに掲載され、業界のみならず一般の方々にも広く知れ渡る事態となりました。ただ、多くのメディアでは事実が詳細に伝えられることがなかったため、電子たばこ=危ない、電子たばこ=禁止のネガティブなイメージばかりが広がる事態となり、業界内でもこのイメージダウンを憂慮する状況になっています。通常、日本における報道は複数の視点で公平性を保った取材がなされるものですが、日本には電子たばこを専用に扱う確たる団体が確立されているわけでもなく、また外国での出来事でもあるため日本のメディアとしても海外の報道ソースを専門家でもない記者が要約して伝えることしか出来ていない状況です。情報ソースが不足した状況下で影響力の大きいメディアで拡散されるものですから、どうしてもインパクトだけが強調されてしまい結局中身がよく分からないといった報道が多くなってしまっております。

当店は電子たばこリキッドをメインに取り扱う零細たばこ店ですが、それでも正しい事実に基づいた情報をお客様に提供した上で商品を販売したいという気持ちは持っております。
日本の業界からの情報提供は残念ながら殆どなく自力で情報を当たる他はありませんが、それでも何も無いよりはマシであろうと考え、当店ブログやツイッターなどで発信をするようになった次第です。

扱う話題も電子たばこというとてもバイアスのかかりやすい商材です。たばこに関しては愛好家と嫌煙家の狭間にそもそもの土台の認識の大きな違いがあります。報道側にけっして意図的なものがなかったとしても、受け止める側にとっては既にバイアスがかかっているので、たとえどちらの立場としても偏向報道と受け止められがちです。
当店は業界内の立場におりますため、必然的にその立場のバイアスがかかることはやむを得ないものと考えておりますので、その点は予めご了承ください。しかし必要最低限の情報量もないままで、現在のイメージ先行だけで語られる風潮には大変憂慮しており、ほんの少しでも情報の補完に役に立てるようであればと思いこれらを発信している次第です。ツイッターの発信については、出来る限り情報の出所のソースを追い、引用先を添付しています。当ブログではツイッターでは文字数の制限により発信出来ない当店なりの見解などを中心に発信しています。

ツイッターは即効性があり、拡散に優れますが十分な情報量を担保できません。またTVや新聞においてもやはりトピックが中心になり、残念ながら深掘りされることが少ない状況です。アメリカではTVでも深掘りされて業界関係者が取材で様々な発信をしているのが見受けられますが、日本ではそのような報道例はほとんどありません。一部のライターが詳細を調べ上げ、記事化しているものの中にとても正確にまとめられたものが散見されるといった程度です。時々それらをメディアが取り上げてくれ、寄稿という形になって広まるケースがあるのは大変喜ばしいのですが、いかんせん絶対量が少な過ぎて一般の方々への理解の助けになっているとは言い難い状況です。

アメリカでは立場が違う中でも、それぞれが激しく主張をやり合い、メディアもそれらをこぞって取り上げるために、その主張の中身はともかく活発な議論が交わされています。少なくとも情報量が少なく自分が判断に困るといった日本のような状況にはありません。アメリカの各団体や個人はそれぞれの意見を発信しまくっており、それらを反映してトランプ大統領が主催する形でホワイトハウスでミーティングが催されるなど、現時点(11月24日)においても状況が二転三転して常に変化しています。対して日本では9月11日の時点から一般の方々の電子たばこに関するイメージは殆ど変わっておりません。アメリカで起きている電子たばこの問題は、当店のビジネスを抜きにしても大変興味深く、社会が固有の問題を如何に解決していくのかという視点で見れば、誤解を恐れずに言えばテレビドラマを見ているようで大変面白いものです。幸いにして日本では肺疾患事故例もなく、まだ対岸の火事といった状況でもあります。アメリカは良くも悪くもオープンな国で、この電子たばこのケースでも情報を得るのに事欠くことはあまりありません。関心を持ってある程度の情報量を備えておけば、自分なりの仮説を持ってニュースに接することも出来ます。これまでイメージでしか感じられなかった電子たばこのニュースを不謹慎ではありますが自分なりに楽しんでみるのも一興ではないでしょうか。

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